こんにちは!hatです。
実は去年(2020年)からベジタリアンになりました。
中田敦彦のYouTube大学の『ヴィーガン』の動画を観たのがきっかけです。
それ以来、畜産について興味を持つようになり、いろいろと調べるようになりました。
ネットフリックスに「畜産を取り上げた作品がある」、と聞いて観てみました。
それがこちら。
出典元:https://www.netflix.com/jp/title/80033772
『COWSPIRACY:サステイナビリティ(持続可能性)の秘密』です。
サス「ティ」・・じゃないの?と思いながら(;’∀’)
この映画の監督はキップ・アンデルセンさんとキーガン・クーンさんのタッグです。
環境保護団体も隠す環境保護のタブー(畜産)に迫る。
監督であり、語り手、出演を務めるキップ・アンデルセンさんが取材をして撮影したドキュメンタリー映画です。
またレオナルド・ディカプリオがこの映画のエグゼクティブ・プロデューサーにもなっています。
気候変動や地球環境汚染の畜産にある?
一見、何の因果関係もなさそうな畜産と気候変動(地球温暖化など)。
畜産が地球環境にどんな影響を与えているのか。
映画自体は、環境団体等にインタビューをしている映像が続きます。
物語を想像しているのであれば、ドラマチックな展開はありません。
しかし環境問題と畜産の関係やそれがなぜあまり表に出てこないのか、がよくわかります。
ぜひこの映画を観て、知るきっかけにしてほしいと思います。
キップ・アンデルセン(Kip Andersen)について
監督のキップ・アンデルセンさんについて調べてみたのですが、日本語のサイトではあまり情報が出ていませんね。
https://www.instagram.com/kipandersen/(キップ・アンデルセン氏のインスタブラム)
映画の冒頭より・・
元アメリカ副大統領アル・ゴア氏の映画『不都合な真実』をきっかけに環境保護活動に没頭するように。
https://amzn.to/3sEAwdH(映画:不都合な真実)
ゴミのリサイクル、シャワー・歯磨きなど水の節水、なるべく自転車に乗るようにして廃棄ガスを出さないように、自分のできることに取り組んでいた。
しかし一向に地球環境は改善していくどころか、どんどん悪化の一途を辿っていた。
何か見逃していることはないか?原因は別のところにあるのではないか?
そう思っていた時に、あるネット記事を見つける。
国連の報告によると”温室効果ガスの排出量は、運輸関係より畜産関係の方が多い”。
畜産による排出量は、乗用車、トラック、鉄道、船舶、飛行機の合計を上回る。
それは家畜が大量のメタンを排出しているから。
影響力で言うと、家畜は車両の86倍と言う。
さらに調べると家畜は地球温高だけでなく、環境破壊につながる資源消費の大きな要因でした。
なぜ気が付かなかったのか。
環境団体がこの情報を伝えているはず・・。
環境保護団体の主要なサイトを調べてみるが、どこも畜産業については触れていなかった。
・・・
そこから実際に環境保護団体への取材や、畜産業の実態などを調べ始めます。
その内容がこのドキュメンタリー映画の中で綴られています。
ハンバーガー1つをつくるのに水の消費量は・・
1つのハンバーガーを作るのに、消費される水は3000リットル。
※映画では2500リットルとなっています。
映画を観て驚いた数字の1つです。
ハンバーガー1つを作る為に必要な水は「3000リットル」知られざる”仮想水”の問題とは
畜産で牛を育てるには、飲み水、餌となる穀物が必要になります。
その餌となるトウモロコシ1kgを生産するのに、必要となる水の量は1800リットル。
牛はトウモロコシなどの穀物を大量に消費します。
牛肉1kgを作るのには、トウモロコシの約2万倍の水が必要なのです。
普段の生活の中で、シャワーを短くしたり、歯磨き中に水を流しっぱなしにしなかったりして節水を行っても・・
1回、ハンバーガーを食べるだけでその努力は簡単に打ち消されてしまうレベルです。
日本は水や森林などの資源が豊かなので気づきにくいですが・・世界では10億人が水不足で困窮しています。
この生活を続けていて良いのでしょうか?
環境保護団体が畜産業に触れない理由・・
映画の中で、環境保護団体が畜産業に対して攻撃していないことが取り上げられています。
その理由として、畜産業に携わる食品メーカーがスポンサー(支援、寄付)になっていることがわかりました。
これに関連する出来事として、日本でも似たようなことが起きていました。
卵の生産を行うのに、鶏は全く身動きが取れないような檻(バタリーケージ)に閉じ込められています。
出典元:wikipedia
体を後ろに向けることも出来ません。
この光景は卵を産む瞬間だけの話ではありません。
一生をこの檻の中で過ごします。
世の中に”平飼い卵”や”放し飼い卵”なんてのがありますが、それはこの”バタリーケージに閉じ込めていない”という意味です。
日本では9割以上の養鶏所が、このバタリーケージです。
近年バタリーケージを廃止しよう、という動きが活発になり始めています。
そこでバタリーケージを採用している食品メーカーが、政治家に500万円の賄賂を送った事件がこの記事です。
実際に畜産の闇が”表に出ないように”しようとする動きは存在しているってことです。
今後、他にもそういった事例はないか?日本の環境保護団体の支援企業なども調べてみようと思います。
映画の中で突き刺さった言葉
“動物を食べる人間は環境保護主義者じゃない”
“環境保護主義者とは名乗らせない”
ハワード・ライマンさんの言葉です。
またこのハワード氏はこういう言葉も。
“環境問題はすぐに解決できない?”
“間違いだ”
“環境保護主義者たちが偽善でなく生き方を変えれば世界を正しい方向へ導くことができる”
ハワード氏は、元々畜産農家の家庭で育ちました。
自らも畜産業に携わり、実際に経営も。
従業員30名で7000頭の牛を飼育していたそうです。
人生の45年を畜産に捧げました。
“だから分かる”
この言葉に重みがありますね。
ハワード氏はテレビで畜産の実情を語り、畜産業者に訴えられました。
5年と数10万ドルを費やし、無罪に。
でも今同じことをやるとすぐに有罪になってしまうそうです。
※2014年の映画なので、2021年現在ではどうなのでしょうか。
映画の出演者たちは本人?
映画はインタビューの映像が大半を占めています。
その中でも畜産の問題を隠す、環境保護団体の方のインタビュー風景も流れます。
え?これは本人なの?
疑問に思ったので調べました。
畜産問題に異を唱える人たちは、その道の本物の方が登場しているようです。
そりゃそうだよな。と安心しました←なぜ?笑
逆の立場の人は演者が演じてますね。
批判がしたいのではないですよ(;’∀’)
気になったので、調べたのをシェアしました。
レオナルド・ディカプリオが支援
『サステイナビリティの秘密』のプロデューサーの中に、レオナルド・ディカプリオの名前があります。
※ネットフリックスはスクショできないので、iPadの画面を撮影したので汚くてすいません(;’∀’)
この映画についてネットで検索していると、レオナルド・ディカプリオが支援しているなんて文を目にしました。
エンドロールを観ると、たしかに名前が。
レオナルド・ディカプリオがヴィーガンだっていうのは、以前に目にしていた記憶がありました。
そこでレオナルド・ディカプリオについても調べてみると・・・
俳優活動を休止しているようです。
その理由が、地球環境保護に専念するため。
かっこええええええええ!!!!!!
これも2013年頃の話なので、かなーーり前のことですが。
動いてる方は動いていますね。ファンなりました。
まとめ
とにかくこの映画・・まだの人は1回観てほしいです。
地球のこと、畜産のこと、自分の食生活のことを見直すきっかけしてみては?と思います。
ヴィーガン布教作品だなんて言ってる人もいますが、そもそもヴィーガンは宗教ではないです。※僕も勘違いしていたので偉そうなことは言えませんが(;’∀’)
「動物を守るために人間を攻撃する」「植物も痛み感じるんじゃないの?」みたいな切り取られ方をよくされますが・・
根本には『地球環境保護』につながって来ます。
肉食の文化をないがしろに・・なんて声もありますが、地球そのものがなくなってしまったら、文化も何もかもなくなってしまいます。
僕のようにすぐにベジタリアンに転向しなくても、減らすところから始めてみるなど、できることはたくさんあります。
まずは知るところから。
ぜひ、1度。
ではではーーーーー
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