先日、進撃の巨人が最終回を迎えました。
最後まで見終えて、本当に良い作品だと思いますね。
今回はそんな進撃の巨人について、僕なりの楽しみ方をお伝えします。ネタバレも含みますので、ネタバレしたくないって方はスルーしてください(^^)/
進撃の巨人ですごいと思った事!
まず何が1番すごいって、進撃の巨人の作者である諫山 創(いさやまはじめ)先生が連載を始めた時の年齢が・・ちょうど20歳!!
これを知った時には衝撃が走りましたね( ゚Д゚)
最初は『絶対的な力の差のある巨人と人間』との戦いを描いた物語・・要はよくあるストーリー的な感じだろうと・・・それが物語を読み進めていくにつれてとても深い物語というのがわかります。
さらにこの後に詳しく語りますが・・第1話の段階で最終話までのストーリーが、予め完成していたということです。
20歳でこんな深いテーマをよく思いついたなぁ~って。
漫画家という職業は、幅広い分野での知識が必要になります。世界観をリアルに描くために、生活様式、思想などいろいろなことを調べます。
きっと少年時代から大人になるまでに様々な作品と出会って来たのだろうな、と。それに歴史や神話なども。神話に関しては北欧神話を参考にしていること公言されています。
進撃の巨人に張り巡らされた伏線
進撃の巨人が最初から最終話までがほぼ完成した状況で始まっていることが裏付けされているのが、様々なところで登場する『伏線』です。
【注意】ここからは本当にネタバレを含みます!!
例えばですが、最初に登場する『超大型巨人』と『鎧の巨人』。この2体の巨人は後に、人間が巨人に姿を変えていたことがわかります。しかもその正体が仲間と思っていたライナーとベルトルトということが判明するのですが、この2人がその正体であることがわかるような描写(顔の症状や感情の動き、言動など)を序盤から小出しにしています。
これがすごい(;’∀’)
正体がわかった上で単行本やアニメを見返してみると、そうじゃないとこの会話っておかしいよなってところが出てきます。
出典元:https://plaza.rakuten.co.jp/minanime2/diary/201302120000/
最終巻と第1話が繋がっている・・!!
夢を見ながら寝ているエレンが起きて涙を流すシーン・・。
その夢の中に登場するマフラーを巻いたミカサは、最終巻にあるシーンと繋がります。
この時点で、すでに最後まで物語が完成された状態でスタートしたことがわかります。
よく作りこまれた作品は、第1話にそのヒントや伏線が散りばめられているって言いますねよね。進撃の巨人は本当にそんな作品ですね。
最終巻でエルディア人と世界の人々を和解させるために、パラディ島へ向かうアルミンが「僕達が見てきた物語 そのすべてを話そう…」という台詞を話します。
第1話の1ページ目、
その日 人類は思い出した ヤツらに支配されていた恐怖を… 鳥籠の中に囚われていた屈辱を……
というナレーションから進撃の巨人は始まります。
アニメ版だとこのナレーションをしゃべっているのはアルミンの声です。
少し声を低く話しているように感じ取れるのですが、これは大人になったアルミンがパラディ島で演説しているときの1フレーズなのではないか?という考察がされています。
公式に発表された訳ではありませんが、おそらく間違いないのではないかと。鳥肌ものですよね。
アニメの制作にあたって、そういった指定が作者の諌山先生と打合せされているのかな?って気になる所です。
また第1話のタイトル「二千年後の君へ」も意味が繋がります。すげーよ、ほんとに。
他にも伏線はたくさんありますので、自分で探したい方はご自分で。
それを省いて伏線を知りたい方はYouTubeに上がっている考察動画を観ることをお勧めします。
僕はYouTubeで伏線回収しました笑
皆さん、すごいですね笑
進撃の巨人とはどんな物語だったのか?
進撃の巨人とは、どんな物語だったのか?
自分が読んでみて感じた個人的な感想といろんな方の考察を観て感じたことをまとめますね。
・人間の愚かさを描いた作品
これは全体的に感じた僕の感想です。
物語の中盤あたりで未知の敵であった巨人は、もともとは人間であったことが判明します。
なんで人間は争いあってしまうのか?また弱いものが強いものによって駆逐されてしまう「弱肉強食」の構図も描かれていますよね。
また最終巻の中に追記されたその後(ミカサやアルミンたちよりもさらに先の時代)のストーリーで、また争いを繰り返しているのが描かれています。
これは現実世界でもいえることで、何千も前から人類は争い続けていますよね。戦争もなくなりません。経済活動でも奪い合いです。
そんな現実世界を描写して、見る人たちに考えさせることがテーマの1つとしてあるのではないでしょうか。反面教師としての。
・選択の物語
他の方の考察でそうだなって想いました。
リヴァイ兵長がよく「悔いのない選択を」という台詞をいいます。物語の中でどちらか1つを選択すると言う場面が多々登場します。
女型の巨人に追われている時に「エレンが巨人化するかどうか」、「エルヴィン隊長とアルミンのどちらを生かすか」など。
違う選択を選んだのなら、また別の未来が待っていたのだろうなと。
物語の結末もエレンの選択によって、こうなってしまったのだと。
・エレン達訓練兵の成長を描いた物語
コミックスの裏表紙に、10人のエレンの訓練兵の同期たちの背中が描かれています。
出典元:https://renote.jp/articles/8720/page/11
それが作中でその登場人物がシんでしまう度に、その姿が消えていきます。
出典元:https://renote.jp/articles/8720/page/11
こんな感じで。
世界の波に翻弄されながらも成長していく、彼ら・彼女らの物語でしたね。
裏切り者だったライナー、ベルトルト、アニも、出会い方が違えば、また違う関係性を築いていたのでしょう。
結果、最後は仲間になってますかね。
Kindleでは2巻まで無料で読める!!
AmazonのKindle(電子書籍)では進撃の巨人の1巻と2巻が無料でダウンロードすることができます!!
これはめちゃくちゃ嬉しい。
最終巻を読んだ後に、最終話が第1話と繋がってるって知ると読みたくなりますよね!!
それで1巻を買うぞ!!と意気込んでいたら、「¥0」というのを発見!!シェアしときますね(^^)/
電子書籍だけですよ。もちろん。
アニメを観るなら・・
進撃の巨人のアニメを観るなら・・
Amazonプライムがオススメです!!とにかく安い!!
あとはたくさんのオリジナル作品が観れて、世界ナンバー1の動画配信サービス『Netflix』でも。
個人的なオススメは「AbemaTV」も!オリジナルバラエティ・恋リアなど人気番組多数あります。
まとめ
進撃の巨人が最終回を迎えたのは、寂しいようでもありますが・・
謎が多くあった物語の答えが解明されて、スッキリした気持ちもあります。
いい作品です。
まだ読まれていない方は、ぜひ読むことをオススメしますね。
ただグロイだけの物語ではないです。
ではではーーーーー
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